精神障がいがあって、一般的な職場で働くことが難しい…。
在宅で仕事をすることを検討しているけど、自分でも働ける仕事はあるのかな?
在宅ワークのメリットだけでなく、注意点があれば知りたい。
こんな疑問を解決します。
- 精神障がいのある方に在宅ワークがおすすめな理由
- 在宅で仕事をするメリットと注意点
- おすすめの在宅ワーク
- 在宅ワークで生じるストレスへの対処法
結論、在宅ワークは働き方の自由の観点から見ても、精神障がいがある方にもおすすめできます。
しかし、実際に在宅ワークの仕事を探すことや、どんな準備が必要かなどの情報を集めるだけでも疲れますよね。
そこで本記事では、精神障がいのある方に在宅ワークがおすすめの理由や仕事内容はもちろん、メリットや注意点を在宅ワーク歴8年以上の筆者が詳しく解説します。
この記事を確認して、あなたが在宅ワークに向いているかどうかをチェックしてみましょう。
精神障がいのある方に在宅でのお仕事はおすすめできる!
精神障がいをお持ちの人にとって、在宅でのお仕事はおすすめできます。
状況によって外出が難しい場合や、オフィスで働くことがストレスになる場合もありますよね。
在宅でのお仕事なら、自分のペースで作業ができ、ストレスを軽減することができます。
また、定期的に運動や外出、交流を心がけることで、健康的な生活を送りながら、在宅ワークを行うことができます。
精神障がいのある方が在宅で働くメリットとデメリット
精神障がいのある方が、在宅で仕事をするメリットとデメリットを見ていきましょう。
在宅で働くメリットは「マイペース」を大切にできること
精神障がいをお持ちの人が、在宅で働くメリットは以下の通りです。
- 自分のペースで作業ができる
- 外出が難しい人でも働ける
- 時間の有効活用ができる
- 対人コミュニケーションが最小限になる
- 自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる
在宅ワークのメリットは多岐にわたります。
まず、自分のペースで作業ができることが挙げられます。オフィスで働く場合、周囲の状況に合わせて作業を進める必要がありますが、在宅ワークでは自分のペースで作業ができるため、集中力を高めることができます。
また、外出が難しい人でも在宅ワークで働けるため、働く機会が広がります。
自宅で仕事ができるため、外出できない場合でも、その点を気にする必要がなく、ストレスを軽減できるという点でメリットがあります。
さらに、通勤がないため、時間の有効活用ができます。
通勤時間がないため、家族や趣味などに充てることが可能。時間の使い方に自由度が高く、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができます。
これらのように、在宅ワークには多くのメリットがあります。
在宅で働くデメリット(注意点)は自己管理の難しさ
精神障がいをお持ちの方が、在宅で仕事をするデメリット・ストレスになる要素は以下の通り。
- 自分自身でスケジュール管理をしなければならない
- 孤独感を感じることがある
- 仕事とプライベートの境界線があいまいになる
- 家族や友人からの邪魔が入りやすい
- 運動不足になることがある
- 稼ぐまで時間がかかる場合もある
在宅ワークでのデメリットは、自分自身でスケジュール管理をしなければならないことや、外出やコミュニケーション不足により孤独感を感じることがあることです。
例えば、自分のペースで作業を進めることができる一方、オフィスで働くように周囲の状況に合わせて作業を進める必要がないため、仕事とプライベートの境界線があいまいになることがあります。
また、自宅で仕事をする場合、家族や友人からの邪魔が入りやすいことがあり、集中力が欠けることがあります。
さらに、在宅ワークは外出が少なくなるため、運動不足になることがあることもデメリットの一つです。
コミュニケーション不足により、孤独感を感じることがあります。
オフィスで働く場合、同僚とのコミュニケーションが自然に生まれることがありますが、在宅ワークの場合は、コミュニケーションが減少するため、孤独感を感じることが出てくる場合も。
これらのように、在宅ワークにはデメリットも存在しますが、適切な対策をとることで、メリットを享受しながら、デメリットを克服することができます。
ストレスへの対処法は後ほど解説します!
精神障がい者におすすめの在宅ワーク
精神障がいをお持ちの人におすすめできる在宅ワークは、以下の通り。
- データ入力
- WEBデザイン
- プログラミング
- 動画編集
- WEBライティング
- ブログ
おすすめの仕事内容としては、障がいのあるなしで特に変わりはないですね。
在宅でできる仕事は、精神障がいをお持ちの場合でもチャレンジできるものが多いです。
単調な作業が多いライティングやデータ入力、クリエイティブな作業が多いデザインやプログラミング、自分のスキルを生かしたライターやブログなどもあります。
あなたの興味や、特性に合わせて好きなモノにチャレンジしてみましょう!
【準備】在宅ワークに必要なパソコンや選びのポイント
在宅ワークに最低限必要な準備物としては、正直パソコンがあればOKです。
デスクや椅子、モニター等は、必須というよりはより快適な環境を作るアイテムといった認識ですね。
まずは、最適なパソコンを選びましょう!
とりあえずノートPCで問題なし
在宅ワークで使うPCはノートPCで十分です。
理由としては、
- ノートPCはコンパクトで軽量なため、外出先やカフェなど、自分自身の作業環境を自由に選ぶことが可能
- ノートPCでも十分なスペックを発揮できるため、多くの職種で問題なし
- デスクトップPCと比べて省スペースであるため、自宅での作業場所を選ばなくても済む
こんな感じですね。
このように、ノートPCは在宅ワークにおいて、非常に便利な機器です。
ただし、作業内容によってはデスクトップPCのスペックが必要になることもあるので、事前に確認することが必要です。
スペックについては、この後解説します。
MacかWindowsか。選ぶ基準は好みと業務内容
結論、PCはMacとWindowsどちらでもOKです。これはもう好みの問題ですね。
とはいえ、各々特徴はありますので、以下に記載します。
Macの良い点・気になる点
Macの良い点 | Macの気になる点 |
---|---|
デザインや映像編集に特化したソフトウェアが多いため、クリエイティブな仕事に向いている ハードウェアとソフトウェアが一体となっており、使いやすく直感的な操作ができる ウイルスに感染するリスクが低いため、セキュリティ面に優れている | Windowsに比べて高価。 Office系等を含むツールとの相性が良くない場合がある |
Windowsの良い点・気になる点
Windowsの良い点 | Windowsの気になる点 |
---|---|
汎用性が高く、ビジネス用途や一般的な作業に向いている 選択肢が多いため、予算や目的に合わせて選ぶことができる 利用者が多いので、情報を共有しやすい | オペレーティングシステムと ウイルス対策の必要あり ハードウェアとソフトウェアの互換性に問題が生じることがあるため、トラブルが発生する可能性があり |
簡単に言えば、WEBデザインや動画編集などのクリエイティブな仕事を目的とするならMac。
データ入力などOfficeソフトの使用機会が多いならWindowsでしょうか。
ただし、前述の通りMacは価格が10万以上と高めになるので、コストを気にするならWindowsでOKです。
最低限必要なスペックを業務別にチェック!
どんなスペックが必要ですか?
いざPCを買う際に、この判断が必要になった場合は、以下の数値を参考にしてください。
- CPU:インテルCore i5以上またはAMD Ryzen 5以上(MacならM1以上あったら最高)
- メモリ:8GB以上
- バッテリー駆動時間:10時間以上
- ストレージ:128GB以上(動画編集は256GB以上あると○)
- Officeソフトの有無:データ入力系は必要です
ここら辺を押さえておけば、最初のPCとしては問題なしです!
【求人】在宅ワークの仕事の探し方
在宅ワークの仕事を探す方法は、以下のようなものがあります。
- ネットで企業の求人情報を探す
- フリーランスの仕事を探す
- 直接依頼を受ける
- 就労支援サービスを活用する
順番に解説します。
ネットで企業の求人情報を探す
一番簡単なのが、ネットで求人情報を検索することですね。
リクナビさんとか、エン転職さんなど、有名な転職・就職サイトで「在宅」などの条件を入れて検索する方法です。
求人がすぐ見つかるのはメリットですが、その分倍率が高くなってしまうのが注意点。
転職サイトを利用する場合は、エージェントサービスを使うことも視野に入れましょう。
フリーランスの仕事を探す
フリーランスで働くことも一つの手ですね。
ランサーズさんや、クラウドワークスさんなどの有名なサービスで、クライアントから仕事をとることができます。
ただし、この働き方はどうしてもスキルと営業力(コミュニケーション力)が必要となります。
登録は無料でいつでも可能なので、まず登録してどんな仕事があるのかを見ておくのも良いですね。
直接仕事の依頼を受ける
キャリアを積むと、直接仕事の依頼を受けることもあります。フリーランスの次のステップというイメージです。
SNSや自分のWebサイトなどを通してお声がけいただくことが多いですね。
ただこれは一番ハードルが高い方法です。
というのも、スキルとキャリア(経験)が必要ですからね。
まずは、小さい仕事からコツコツと積み上げる必要があります。
就労支援サービスを活用する
障がいや病気がある方で、現在のスキルに自信がない場合や、フルで働く前の慣らしが欲しい場合は、就労支援サービスを活用しましょう。
就労支援には以下のような種類があります。
- 就労移行支援
- 就労継続支援(A型・B型)
これらのサービスは、障がいのある方が就労に向けたトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを身につけることを目的としています。
また、就労継続支援では、実際に働いてお給料をもらいながらスキルアップする機会があります。
近年はWEBデザインや動画クリエイターなど、クリエイティブに特化した働き方も可能。
就労支援サービスに興味がある方は、以下のページから詳しくご確認ください。
在宅ワークにおける精神的なストレスへの対処法
在宅ワークで感じる可能性がある精神的なストレス要素は、以下の通り。
- 自宅での作業による孤独感
- 自分自身で行うスケジュール管理
- 締め切りを守るために長時間の作業が必要になるケース
- 座り過ぎの運動不足
- メリハリがつきづらくて働きすぎる
- うまくいかない時に質問をすぐできない環境
これらの対処法を解説します。
ルーティンをつくる
在宅ワークでは自分自身でスケジュール管理が必要ですが、ルーティンを作ることで、仕事とプライベートのバランスを保つことができます。
ルーティン化は、一見自分の生活を縛る行為に思えますが、実は楽になる行動の一つ。
ある程度の行動目安を決めておかないと、在宅って働き過ぎてしまいがちなのです。
働き始めとかは、何も決めずに「自由最高!」とか感じるかもですが、数日過ぎるとメリハリがなくそれがストレスになります。
例えば、毎朝同じ時間に起きる、同じ時間に昼食をとるなどのルーティンを作るなど、ざっくりとしていても構いません。
自分自身のペースで仕事を進めることができるようになりますよ。
コミュニケーションを大切にする
在宅ワークでは、孤独感やストレスなどが生じることがあるため、コミュニケーションを大切にすることが大切です。
在宅での仕事って、ずっとPCと向き合う時間が多いんですよね。
たまにはストレスにならない程度で、家族や友人との会話の場を意図的に設けることがおすすめです。
例えば、オンラインでのコミュニケーションや、たまには外出して交流をするなども良いですね。
ポイントは、気楽に会話できる相手とだけコミュニケーションをとることです!
休憩をこまめにとる
在宅ワークでは、適度な休息を取ることが重要です。
長時間同じ姿勢で作業を続けることは、肩こりや腰痛などの身体の不調・精神面での不調を引き起こすことがあります。
そのため、作業を中断してストレッチや運動をすることで、身体を休めましょう。
作業中に目を疲れさせないよう、20-20-20ルールを実践することも有効です。
これは、20分間作業をしたら、20秒間目を休め、20フィート(約6メートル)先を見るというものです。
この方法を実践することで、目の疲れを軽減することができます。
働き過ぎるなんてことあるの?と疑問に思うかもしれませんが、本当に「気がついたら夕方だ」とか起こるので、意識して休みましょう!
本記事のまとめ
精神障がいのある方が在宅での仕事を選択することで、選択肢の幅を広げ、生活の自由度が上げる可能性もあります。
ただし、事前にストレス点や対処法の把握は必須。
まずは本記事で、あなた自身が在宅ワークに向いているかどうかを判断しましょう。
現時点でスキルや働くことに不安がある方は、就労支援サービスの利用もぜひご検討ください!