・最近、頭がぼーっとして仕事に集中できない
・まかされた仕事が覚えられない
・うまい言葉が急に出てこなくなった
・これって脳とか、精神の病気なのかな?
そんな悩みを抱えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかにその症状が繰り返し起こっている場合、脳の病気が隠れている可能性もあります。
その前に立ち止まって考えてみましょう。
もしかしたら、精神的なストレスによって脳がパンク状態になっているのかもしれません。
この記事では、そんなみなさんの不安や疑問を解決します。
ストレスが脳機能に及ぼす影響は?
ストレスがあなたの脳機能にあたえる変化を見ていきましょう。
ストレスが引き起こす生理的変化
ストレスが引き起こす生理的な変化は、主に重要なことを抱えている前日などに起きます。
- 会社のプレゼンテーション
- 得意先企業とのミーティング
- 恋人と実家に初めて共に帰省する
など、脳に強いプレッシャーを感じるとき。
今の言葉でいえば、「テンパる」といわれる状態になることが多いです。
そんな脳のメカニズムを、もう少し深掘りしてみましょう。
ストレスホルモンの分泌
人はストレスを感じると、ストレスホルモンというホルモンを分泌します。
嫌なことがあったときなどに分泌されると考えられがちですが、いい働きをすることもあると検証されています。
ストレスホルモンの主な種類は以下の通りです。
ストレスホルモン名称 | 概要 |
---|---|
アドレナリン | 神経伝達物質。おもに、精神の興奮や抑制を脳に伝えるホルモンの一つです。 |
ノルアドレナリン | 交感神経の神経伝達物質で、おどろきや興奮、恐怖などを感じた場合に分泌されます。 |
コルチゾール | 副腎皮質から出される生きていくにはかかせないホルモン。 ステロイドという薬に入っていて皮膚がはれたりかゆみがでた場合に処方されます。 |
ドーパミン | 別名幸せホルモン。幸せな気持ちになっているときに主に分泌されます。 |
血管の収縮や血糖値の上昇
血管の収縮や血糖値の上昇にもストレスホルモンが関係しています。
それは主にアドレナリンとノルアドレナリン、そしてコルチゾールです。
アドレナリンは主に心拍数をあげることによって血糖値を上昇させ、代謝を活発にする働きが。
ノルアドレナリンは末梢血管をちぢめ、血圧を上げる働きがあります。
また、ストレスによってコルチゾールが副腎皮質から大量に分泌されてしまいます。
通常時のコルチゾールは代謝促進などの役目をになっています。
しかし、過剰に分泌されると、血管の収縮や血糖値の上昇を引き起こし、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の発病するリスクが高まります。
血管の収縮や血糖値の変化について、恐くなったら血液検査をおすすめします。
H4:免疫力の低下
ストレスによる免疫力の低下によって、自律神経の乱れが生じます。
自律神経には交感神経と副交感神経とがあり、そのバランスが保たれることで、免疫機能は正常に動きます。
- 悲しい
- こわい
- 腹立たしい
そんなストレスがかかると、交換神経が緊張してしまい、副交感神経とのバランスが崩れてしまいます。
交感神経と副交感神経は、白血球やリンパ球などの体を病原体から守る免疫細胞の働きにかかわっているので、この二つの天秤のバランスが崩れると、免疫力の低下につながるのです。
ストレスが引き起こす心理的変化
ストレスが引き起こす心理的な変化に、自律神経失調症が考えられます。
内科系の症状が多くあらわれるため、いくら内科を回っても判明せず、心療内科にたどりついた際に自律神経失調症と診断されることが多いのです。
自律神経失調症とは生活習慣の変化や、ストレスなどが原因で発症すると考えられています。
また、環境の変化によって心身に負担がかかったりした場合。
女性は特にホルモンの乱れによっておきる可能性もあります。
精神的な主だった症状には、
- いつも不安感がある。
- 集中力が低下する。
- 何もしていないのに疲れる。
- 眠れない(睡眠障害)
などがあげられます。
それぞれ、順をおって紹介していきます。
いつも不安感がある
いつも不安がとれない。
それによって、以下のような状態になることもあります。
- 焦りや不安からじっとしていられない
- 冷静でいられない
- イライラする、そわそわする
そんな日々を過ごしている方は、精神的なストレスが関係しているかもしれません。
自律神経が乱れると神経が敏感になり、
「私がすぐにやらなきゃ」「何かをしていなければ落ち着かない」などと感じてしまうようになってしまいます。
すぐにやらなきゃと思う気持ちは悪いとは言いません。実際に私がそうだったからです。
すべて自分にまかされている仕事なんだ。
すぐに行動をおこさないと無能だと思われる。
以前の職場で、いつもそんなことを思いながら仕事をしていました。
実際に無能だというレッテルを張られていたので、余計でした。
名誉挽回のためがんばりすぎた結果、私は倒れる結果に。
通っていた精神科の先生は、「よくがんばったね」といってくれましたが、やはり少し未練もあることもたしかです。
もし私のような思いをされている方がいらしたら、不安感が強くなる前に心療内科に受診をおすすめします。
集中力が低下する
集中力の低下は、集中力欠如といって、「心にストレス溜まっているよ!」のサインです。
だれもが一度は経験したことがあるでしょう。
たとえば、酷く疲れていたり、体調不良の時などです。
大抵の方は、自覚があります(寝不足とか)。
ですが、無自覚で蔓延的になってしまった場合、自律神経失調症と診断されます。
発達障害などの元々から集中力欠如を持っている場合もありますので、そこはなんともいえないことがむずかしいのです。
なので、周囲から集中力の低下を指摘された時。
悪くなる前に心療内科に受診しましょう。
何もしていないのに疲れる
何もしていないのに疲れる。
それは、ストレスとの関係が大きいでしょう。
疲労の原因として、肉体的疲労と精神的疲労があります。
その二つが絡み合って今の体調になっているということも。
疲労状態が慢性化していたり、疲労が原因になると、体と心を崩してしまいます。
また、大抵の人が酷くなってからしか気がつかないほど忙しいのです。
まず自分が疲れていることを認めてあげてください。
そして、少しでもストレス解消を目指しましょう。
何もしていないのに、疲れることはほぼないのです。
眠れない(睡眠障害)
睡眠障害は、ストレスによって引き起こされることがあります。
ストレス過多により、自律神経の乱れが生じるからです。
今や、不眠症や睡眠障害は現代病の一つです。
- 夜遅くまで働く
- 眠る直前までテレビやスマートフォンを見ている。
- SNSのチェックを欠かさない
など、心身共に夜睡眠に入るスイッチが入っていないことがあげられます。
常に悩みや不安事で頭がいっぱいで脳が落ち着いていないのです。
眠る前にスマートフォンから手をはなす。
充電コードを手に届かない所に置いておくのがおすすめです。
テレビも消して、暗い部屋で眠る。
眠れない夜の過ごし方などに関しては記事になっているので、以下も参考にしてみてください。
長期的なストレスがもたらす影響
人は長期間ストレスをうけすぎると、ストレス反応がにぶくなります。
それが慢性化した場合、活気や元気がなくなってきます。
更にがまんを続けていた場合。
イライラや不安感を感じ、最終的には気分の落ち込みや物事がおっくうになるなど「うつ」の症状があらわれるようになります。
この章では、自律神経失調症やうつ病にならないための解決法を書いていきたいと思います。
記憶力や学習能力の低下
長期的なストレスをうけ続けた結果、記憶力や学習能力の低下はおきることです。
たとえば、テレビドラマなどのワンシーンで上司が部下を
「同じことを何度言ったらわかるんだ!」
そう叱咤するシーンがありますよね。
怒られた部下はそれにストレスを感じ、記憶力が低下してしまうため、ますます同じ失敗を繰り返すようになる。
つまり、「何度も同じこと」をいうからわからないというのが正解になります。
ストレスが多い生活を続けていると、40代で脳が委縮して、物忘れが酷くなることもわかっています。
過度なストレスをうけ続けると、コルチゾールが分泌され、体は元気に。
それは昔から続く共存戦争の中で身についた防衛本能の一種として、ある程度の戦闘態勢は生きていくうえで不可欠です。
コルチゾール値が高まると、学習や記憶にかかわる海馬という脳の部分の動きが鈍くなります。
それによっておきるのが、記憶力や学習能力の低下なのです。
気分の変化や認知機能の低下
ストレスによって、気分の変化や認知機能の低下につながることがあります。
それと共に、うつ病などの精神疾患が隠れている場合も。
認知機能低下とは、理解、判断、論理といった認知機能の低下によって起こる状態で、
- 物忘れ
- 言葉が出ない
- 日常的な行動ができない
などの症状があらわれます。
同じくして、
- 活気の低下
- イライラ
- 不安
- 抑うつ
などの症状がおきることもあります。
この場合、認知機能の低下ではなく、どこかに精神疾患がかかわっている可能性も。
認知機能の低下は、加齢によることによって多くの方が体験することになります。
加齢以外にも神経科疾患・脳血管障害・精神疾患などの病気や、処方された抗精神薬、抗うつ剤などの副作用が原因となる可能性もあるのです。
また、気分の変化についても、精神病が影でかかわっている場合もみられます。
認知機能の低下についてはうつ病にも似た症状があり、特に高齢者の場合は認知症の早期発見にいたらないケースが多くみられます。
ストレスによって気分の変化や認知機能の低下はありえることなのです。
頭が回らない状態に陥った場合の対処法
急に頭が回らなくなったとき。
それは、日々の疲れやストレスから来ているのかもしれません。
脳のSOSサインに気がついて、それにあった対処法をここでは説明します。
ストレスを軽減する
ストレスを軽減する方法を模索しながら、私達は生きています。
仕事や人間関係でもストレスがたまりやすい社会。
ストレスを軽減するおすすめの方法を解説します。
リラックスする
ストレス対策にとって、一番いい方法が、リラックスすることです。
「休め」と体がいうのはストレスに押しつぶされそうになっているときのサインです。
休暇をとって旅にでるなど、日常生活を忘れることもおすすめします。
熱中できる趣味など気分転換の方法を持つことも大切でしょう。
私は、カラオケや観劇などをしてストレス発散しています。
リラックスすることによって、ストレスが軽減されるのです。
運動を習慣化する
運動(特に筋トレ)などを習慣化することは、心身共にいいことです。
運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。
引用:厚生労働省「こころもメンテしよう」
幸せホルモンのひとつ、セロトニンが分泌されてリラックスした状態になるからです。
セロトニンとは主に腸から作られる神経伝達物質で、幸福感や精神の安定の効果があるため、別名幸せホルモンと呼ばれているものです。
セロトニンの分泌はリズム運動のような一定の動きを繰り返しておこなうと活性化されます。
筋トレは同じ動き、かつ筋肉に負担をかけるため、セロトニンがたくさん分泌されると考えられています。
私自身、ジムに通い出して健康的になり、夜もよく眠れるようになりました。
運動を習慣化することによって、心も体も健康的になるので、運動をすることはおすすめです。
食事を見直してみる
食事でも、ストレス軽減につながることがあります。
ホルモンの生成をうながすタンパク質、ビタミンC、精神を安定させるビタミンB群、神経の興奮を抑えるカルシウムやマグネシウム、自律神経を調整する機能があるビタミンEなどをうまく組み合わせて、栄養の行き届いた献立を考えることも大切です。
具体的な食材などは、
- タンパク質:肉、魚介類、卵など
- ビタミンC:じゃが芋、さつま芋、キウイフルーツなど
- ビタミンB群:レバー、牛乳、アサリの水煮など
- カルシウム:牛乳などの乳製品、小松菜、魚など
- マグネシウム:大豆製品、海藻類など
- ビタミンE:ナッツ類、穀類、緑黄色野菜など
食事を見直すことでも、ストレスの軽減につながります。
良質な睡眠をとる
良質な睡眠をとることは、ストレスの軽減につながります。
睡眠不足が原因で、頭がぼーっとしてしまい仕事中でのミスが多くりますよね。
以前、アメリカのニュージャージー州では、30時間眠っていなかったドライバーが大学生を死亡させるという交通事故がおきています。
また、有名なチェルノブイリ原発事故も、研究員の睡眠不足がまねいた事故だともいわれていたり。
良質な睡眠をとることで、仕事に対する向き合い方がかわってきますね。
集中力を高める
集中力は、一度落ちてしまうと高めるのに時間がかかってしまいます。
- 情報過多に関する疲れ
- 悩みごとの多い夜の不眠
- 仕事への意欲の低下
そのようなさまざまな要因が重なって、集中力の低下につながるのです。
そうならないための対処法として、以下の方法を解説します。
- タスクを分割する
- 目標を設定する
- 雑念を払いのける
- 適切な環境を整える
タスクを分割する
タスクを分割することによって、仕事上のストレスや混乱を招くことをおさえることができます。
一人で悩まずに、同僚や部下に今受け持っている仕事の内容を振ることで、ひとつのことに集中できるからです。
それは、ピーター・ドラッカーの言葉に要約されています。
成果をあげる秘訣をひとつだけあげるならば、それは集中である。
成果をあげる人はもっとも重要なことからはじめ、しかも一度にひとつのことしかしない。
その逆転の発想で、仕事をたくさん抱えている人ほど、仕事ができないとみなされてしまう、ということです。
一度に多くのことをやろうとすると、とても心にも体にも負担がかかります。
結果、タスクを分割する事によって、ひとつの事柄に集中することができ、心の安定もはかることができるのです。
目標を設定する
目標を設定することによって、仕事に集中することができます。
毎日の目標を設定してみましょう。
仕事の進捗状況の把握もでき、モチベーションアップにもつながります。
まず出社したら、その日に行う仕事の目標を2、3個設定してみましょう。
それを終えてから退社することにより、燃え尽き症候群を防ぎ、長期的な集中が見込まれます。
目標を設定して、それをこなすことにより、集中力を高めることができます。
雑念を払いのける
雑念とは、気持ちの集中を妨げるさまざまな思いということです。
私たち人類には、切っても切れない存在です。
雑念は、心理的なことからあらわれることが多い為、集中することができれば払いのけることができます。
テキサス大学オースティン校が2017年におこなった実験によると、被験者の学生を、
- リスト自分のスマートフォンを隣の部屋に置いておく。
- 自分のスマートフォンをバッグか服のポケットに入れておく。
- 自分のスマートフォンを机の上に置いておく。
の3通りに分け、スマートフォンをサイレントモードにして集中力をようする認知能力テストを解きました。
その結果、スマートフォンを机の上に置いていたグループの得点は、隣の部屋に置いていたグループを大きく下回ったそうです。
通知や着信がなくとも、スマートフォンが目の前や近くにあると考えただけで雑念にとらわれ、集中力を失ってしまう、という結果があきらかになりました。
では、どうやってその誘惑を断ち切るか。
ポイントは「フロー状態になる」という考え方があります。
1970年代に心理学者ミハイ・チクセントミハイ氏の提案した概念で、スポーツ界では「ゾーン」に入るといういい方も。
フロー状態になれば、疲れずに短時間で高いアウトプットを出せるということです。
今の言葉に直すと、「全集中する」のようなニュアンスですね。
雑念を払いのけることは、可能なのです。
適切な環境を整える
適切な環境を整えるということはとても大切なことです。
環境を整えれば、集中力アップにもつながります。
人はちょっとしたことでも集中力が途切れ、仕事に支障をきたしてしまうことも。
今すぐ実践できることは、
- たまに運動時間を挟む。
- たくさんの業務を抱え込まない。
- 机の上を綺麗にする。
です。
私自身、以前の職場でリラックスタイムなるものがあり、軽いストレッチなどをやっていました。
あまりたくさんの業務を抱え込まないことも大切。
もしもの時は、手帳などに優先順位を書き込んでおくといいでしょう。
また、机の上を綺麗にすることも集中力アップの秘訣です。
好きな芸能人のポストカードをカレンダーと共に置くという手を、私は使っていたことがあります。
なんとなく、やる気が出てくるのです。
適切な環境を整えることによって、仕事に集中することができ、自然と作業スピードも上がっていきます。
認知療法を試すのもおすすめ
抑うつや不安などの精神的な症状を理解し,治療するためには,その成因や過程をみていくことが必要となります.認知療法においては,常識(コモンセンスcommon sense)的な視点が強調され,患者は健康な状態のときに人々が日常の中で用いる方法や技能を,治療の過程で再び学習することとなります.常識の視点と方法が応用できる治療法,それが認知療法なのです.
引用:認知療法とは | 日本認知療法・認知行動療法学会 (umin.jp)
主にうつ病の治療目的とされる認知療法。
自然に自分自身を認知させることによって、思考のかたよりに気がつかせてその歪みを治すことが目的です。
認知療法は投薬をしない治療法です。
もしあなたが今の状態でうつ病と判断された時。
試してみるのもいいでしょう。
自己啓発書を読む
自己啓発とは、自分の能力、精神などを高めることを目的としています。
自己啓発書は、その導きのような存在です。
自己啓発は、今の自分自身を変える有効な方法です。
自己啓発には主に2種類にわかれていて、
- 自分の人生において理想や目的を探すもの
- 理想や目的の達成に役立つもの
の、2つに考えられます。
自分を成長させたい、今持っている能力をもっと高めたい!
そう思っても、その方法がわからずに迷いがちです。
自己啓発本には著者の考えなどがわかりやすく書いてあるため、効果的でしょう。
種類は、筆者の経験が書かれた人生論や、筆者の考え方を踏まえた小説やコミックなど、たくさんの種類があります。
その中で実際に読んで効果があったおすすめの本3選をご紹介します。
1:ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣
自己啓発書作家、本田健氏の著作。経営コンサルティング会社、会計事務所など、複数の会社を経営しているお金の専門家の筆者が物語風に書き上げた一冊です。
アメリカに滞在している日本人青年が出会ったユダヤ人の老人はなんと大富豪。交流を通じて、お金を稼ぐ秘策と法則を教えてもらうというストーリー仕立ての自己啓発書です。
2:嫌われる勇気・自己啓発の源流「アドラー」の教え
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と、断言し、対人関係を改善していくための具体的な方法を掲示していく、現代の日本にこそ必要な思考のアドラー心理学。
それを登場人物の学者と青年の対話によって書かれているユニークな一冊です。
3:渋谷で働く社長の告白
サイバーエージェント取締役、藤田晋氏の自伝です。
21世紀を代表する会社を作りたい……。高校生の時に描いていた起業の夢は、サイバーエージェントの設立により実現。しかし、社長になった時に彼を待っていたのは、厳しい現実だった。ITバブルの崩壊や、買収の危機、社内外からの厳しい突き上げ……。
成功までのすべてを赤裸々に告白したノンフィクションです。
自己啓発書を読むことによって、もう一度自分自身を見つめなおすきっかけになるでしょう。
セラピーを受ける
セラピーを受けることは、認知の歪みを調整することにつながります。
行動の仕方を工夫するスキルを身につけていくことで、苦しんでいる心の状態を改善します。
うつ病の治療において、認知行動療法は第一治療選択のひとつで、薬物治療を望まない方にとっては、重要な治療法のひとつです。
セラピーは、
- セルフ・ヘルプ認知行動療法
- アシストつきセルフ・ヘルプ認知行動療法
- 認知行動療法アプローチ
- 集団認知行動療法
- 個人認知行動療法
などの種類があります。
マインドフルネス瞑想を行う
マインドフルネス瞑想をおこなうことは、今の自分と向き合ういい機会です。
マインドフルネス瞑想は脳を活性化させ、ストレスをたまりにくくしたり、仕事の集中力を上げる効果があるからです。
マインドフルネス瞑想には、大きく分けると「意識を集中する瞑想」と「気を配る瞑想」の2つが存在します。
今回は、意識を集中する瞑想として「呼吸の瞑想」、気を配る瞑想として「音に耳をすます瞑想」を紹介します。
まずは呼吸の瞑想からスタートしましょう。
1.背筋を伸ばして座る。目は軽く閉じるか、薄く開けて斜め前を見る。
2.息を吸った時に、お腹や胸が膨らむことを感じ、心の中で「膨らみ、膨らみ」と、実況する。呼吸はコントロールせずに、その時に自分の一番したい呼吸をする。
3.息を吐いたときに、お腹や胸がちぢむことを感じ、ここの中で「縮み、縮み」と実況する
もし雑念が浮かんで来たら、「雑念、雑念」と心の中で呟き、「戻ります」と、口にして再び呼吸に意識を戻す。
以上です。
呼吸の瞑想は、1日10分ほどおこない、慣れてくれば時間を伸ばします。
あと手軽にできるのが音に耳を澄ませる瞑想。特別な音を用意する必要はありません。
生活の中で聞こえる、さまざまな音を使っておこなうことができます。
公園のベンチに座り、風の音や水の流れる音、こどもの声や、動物の鳴き声などを聞きながらおこなうこともできます。また、家の中で冷蔵庫のモーター音や外を走る車の音、風鈴の音、テレビやラジオの音などを聞きながらおこなってもOK。
マインドフルネス瞑想は、現代社会にこそ必要な瞑想でしょう。
積極的におこなうことをおすすめします。
まとめ
今回はストレスで頭が回らない。頭がぼーっとする原因を書きました。
ストレスで頭が回らない。頭がぼーっとするということは、誰しも経験したことがあるかもしれません。
この記事が少しでもみなさんのためになりましたら幸いです。