好きだったはずのものが楽しめなくなった、趣味がどうでも良くなった、そのような状況に陥った場合にはどうしたら良いのでしょうか?
- 趣味がどうでもよくなる背景
- 趣味がどうでもよくなってしまった場合の対処法
- 趣味を通じて毎日を充実させる考え方
- 趣味を見つける方法
- ニーズ別おすすめの趣味
当メディアが独自に行った匿名調査では、「趣味が楽しめなくなったことがありますか?」の問いに「はい」と答えた人は76%でした。
集計方法 ミルトーク、size利用者アンケート
集計人数 ミルトーク30名、Size利用者20名)計50名
ミルトーク30人中21人 size20人中17人、50人中38人が「はい」と答えました。
何らかの理由で趣味の方向性を見失うことがあるのは、多くの人に共通するようです。ではなぜ突然「趣味がどうでもよくなる」のでしょうか?
この記事では、趣味を楽しみたいという気持ちを「毎日を充実させたい」という潜在的な自分の欲求であると考え、趣味を通じてどのように過ごすことで日々を潤わせていくのか探っていきたいと思います。
記事後半では、趣味を足掛かりに毎日を充実させるための思考法も取り上げていきます。
趣味がどうでもよくなってしまった方も、趣味といえるものが無いという方も、どうしたら趣味を通じて毎日を豊かに過ごせるようになるのか、一緒に考えてみませんか?
趣味がどうでもよくなる原因と対処法
今まで楽しめていた趣味がある日突然自分にとってどうでもよくなった、もしくは趣味を見つけたいけれど何も思いつかない、その原因は大きく分けて3つに分類できます。
- 健康状態が原因
- 周囲との関係性が原因
- 物のとらえ方や考え方が原因
一つずつ見ていきましょう。
健康状態が原因で趣味がどうでもよくなったケース
心身の状態が不調な場合、趣味への意欲も減退することがあります。
心理学者アブラハム・マズローによると、私たち人間の欲求は段階的に分かれているそうです。
この説では、
- 満たされない欲求を自覚するとそれを満たしたいという動機が生まれる
- 欲求には優先度があるため、低次の欲求が満たされるとより高次の欲求へと移行する
というものです。
今回の記事で取り上げる趣味については、主に「承認欲求」や「自己実現欲求」に当てはまりますが、例えば生理的欲求である「睡眠」や「食事」が損なわれている場合、趣味に普段通りのやる気を割けないこともあるでしょう。
また、衣食住などの生理的欲求が満たされていても、現在あなたがストレスの多くかかる状況にいて安心できていない場合などにも、同じことが言えます。
また、精神的に強いストレスを感じており、頭痛や不眠などの身体症状が出ている場合などもなおさら「趣味を楽しむ」ことから離れる原因となってしまいます。
趣味がどうでもよくなった、と感じたら、自分の欲求は満たされているか?を下記の補足を参考に意識してみてください。
補足
第1段階:生理的欲求を満たすために
食生活のバランスや睡眠時間を見直すことで基本的な生理的欲求が満たされます。
第2段階:安全欲求を満たすために
自分の中の「安全」が何と結びついているのか確認(例えば家にいると安心できる、人と話すと安心できる、お金があると安心できる等)、その状況をキープできるようにしておくことで安全欲求は満たされます。
第3段階:所属と愛の欲求(社会的欲求)を満たすために
社会に必要とされていると感じられる状況に自分を置きましょう。家庭でも会社でも小さなことでもよいので人に必要とされることで自分に価値があると思えるようになっていき、所属と愛の欲求は満たされます。趣味においては何かに所属することで自分の居場所を見つけられるとよいですね。
第4段階:承認欲求(尊厳欲求)を満たすために
承認欲求は2階層に分かれており、他者から認められたいという他者承認は褒められたり尊敬されたり、社会的な地位や名声を得ることで満たされます。他者承認欲求がある程度満たされるともう一階層、段階が上がった自己承認欲求のステージに上がります。自己承認欲求は自分が認められる自分になることで満たされます。技術を磨く、能力を高めることを通じて自分自身への信頼感が向上し、自己承認欲求は満たされます。趣味においての他者承認は人との関わりの中で生まれます。そのため人と関わることを意識しながら、自分の能力を高めることで趣味および毎日がより充実しやすいです。
第5段階:自己実現欲求を満たすために
承認欲求がある程度満たされると自分の限界に挑戦したいという自己実現欲求が生まれます。これは他者からの承認、自分からの承認ではなく自分を信頼したうえでのチャレンジです。趣味においてこの段階に達し、趣味がどうでもよくなってしまったのなら突き詰めた結果「やり切った」と捉えて次の技能習得に進んでもよいかもしれません。
参考文献:世界一わかりやすいマズローの夢実現法則(児玉光男/ディスカヴァーebook選書)
人間関係が原因のケース
趣味に取り組む中で人と関わることもあるでしょう。
ですが、その輪の中でネガティブな空気感が流れている場合にはその場所から一時的に距離を置くことも検討してみてください。
不健全な関係性の中では、そちらに心のリソースが割かれてしまい普段通りに趣味を楽しむことが難しくなり、結果的に人間関係が原因で趣味から離れたい、どうでもいいという感情が沸き起こることもあります。
また人間関係自体が負担になっている場合には、無理に人の輪に入ろうとせず、心と体を休める時間も必要でしょう。
趣味の内容にもよりますが、一人で行える練習を探してみるのもよいかもしれません。
反対に、一人で完結する趣味であれば共通の趣味を持つ人と関わることでマンネリの解消や孤独感の軽減につながります。
趣味を行う余裕がないケース
余裕とは3つのジャンルに分けられます。それは肉体的な余裕、精神的な余裕、経済的な余裕です。
体は疲れていないか、心は疲れていないか、生活に困窮していないかと自問し、もしどこかの領域が著しく当てはまるのであれば、今は趣味に時間と体力を割く余裕がないのかもしれません。
一つずつ損なわれた領域を埋めるもよし、少しの間休養してみるのも一つの手です。
やりたいことはあるが、どう取り組むかが漠然としているケース
「これを趣味にしよう!」と決めた時や、「趣味を作りたい!」と思った際に起こりがちなパターンです。
やる気はあっても、何から手を付けたらよいのかわからないと、エネルギーをどこに向けたらよいか分からず、その状態が長く続くとそのうち無気力になってしまいがちです。
例)ギターを弾けるようになりたいけれど、どうしたらよいのかわからない
例)英語を学びたいけれど、どこから手を付けたらよいのかわからない
チャレンジしたい気持ちだけが大きくなり、実際にやることをあいまいにしておくと、「取り組もうとしたけれど、結局何もやらない」というパターンが出来上がってしまいます。
そんな時には、まず何から手を付けるか?ということを決めてみましょう。
最初に踏み出す1歩目はできる限り低いハードルにしておき、小さな成功体験を積み重ねることで取り組む趣味へのモチベーションを維持していきたいですね。
解決例)ギターを弾けるようになりたいけれど、どうしたらよいのかわからない
→ギター入門の本を読んでみる
解決例)英語を学びたいけれど、どこから手を付けたらよいのかわからない
→動画サイトで初心者向けの英語教材を視聴してみる
中途半端に放っている事柄が多くて、趣味に集中できないケース
仕事や家庭、プライベートの中でタスクがたまっていくと様々なことが中途半端になりがちです。趣味に没頭したいと思ってもその他の未完了タスクのことが頭によぎってしまう、ということもあるかもしれません。
未完了タスクが溜まっていくほど、一つのことに集中するのは難しくなります。
例)パソコンでいうと、必要なタブを開く、ソフトを立ち上げる、そして閉じずに新しいタブ・ソフトを展開しているような状態です。この状態が続くと動作が重くなって処理落ちやフリーズのもとになります。人間も同じように、複数のタスクを並行してこなそうとすると効率が落ちていきます。
もし仕事や家庭の中に中途半端なタスクがある場合は、問題を細分化して解決する方法をとってみましょう。
趣味の中で大きなイベントを超えてしまい燃え尽きたケース
資格勉強や作品のコンペ、発表会など何らかのイベントに向けて力を尽くしてきたのに、求めた成果が得られない場合などに人は「バーンアウト(燃え尽き症候群)」のような状態になることがあります。
バーンアウトになったときには、ゆっくりとした休息時間が必要です。
頑張りすぎてしまう人や、完璧主義の傾向がある人は休むことに罪悪感を覚えてしまうかもしれません。ですが、自分のモチベーションを回復させるために必要な休息だと割り切り、リラックスして過ごしてみましょう。
そしてモチベーションが回復したならば、その時の状況や行動を記録しておきましょう。次回の燃え尽き時のための「切り替えスイッチ」を一つストックできます。
趣味がマンネリ化しているケース
ひとつの趣味にずっと取り組んでいると、変化が感じづらくマンネリ化してしまうこともしばしばあります。そんな時におすすめな方法が、同じ趣味でも楽しむ角度を変えてみることです。
例)絵を描くことが好きだけれど、マンネリ化していていまいち楽しめない
解決策) →誰かと一緒に絵を描いてみる
例)読書に飽きてきた
解決策) →普段は読まないジャンルの本を読んでみる
普段とは違う角度から趣味を見つめて、多面的な楽しみ方を探してみるのも一つかもしれません。
また、技能習得を目的として趣味を行っていた場合にもマンネリ化という問題は起こりがちです。そんな時の対処法として「趣味を通して自分が何を達成したいのか明確にしてみる」こともおすすめです。
例)英会話を続けているが上達しても何のためになるのか分からずやる気が出ない
→英語を通して実現したいことを考えてみる
→例)外国の友人とコミュニケーションが取りたい
→具体的な手段を考えてみる
趣味どうでもよくなった際には、「やる気を阻む」原因を分解して考えていきましょう。
何事にもやる気が起きない、憂鬱とするなど気分や考え方が原因で悩んでいる方は、自分の思考パターンのくせに気づくトレーニングについての記事もありますので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
趣味が義務になってしまったケース
この記事を読んでいる方の中には、「好きなことはあるけれど趣味といえるほどじゃない…」と情熱的に趣味に取り組む人に引け目を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
広辞苑で「趣味」を調べてみると、
①感興をさそう状態。おもむき。あじわい。
②ものごとのあじわいを感じとる力。美的な感覚のもち方。このみ。「―がよい」
③専門としてでなく、楽しみとしてする事柄。「―にピアノを弾く」
とあります。この記事で扱う趣味とは、③の「楽しみとしてする事柄」ではないでしょうか。
楽しむことに熱量の差はあれど、優劣はありません。
誰にだって「今日は趣味のモチベーションが上がらない…」という日があります。他者よりも趣味にかける熱量が少ないと感じるからといって、「本気でやらないと趣味とは言えない…」と思う必要はありません。楽しむはずの趣味が義務のようになってしまいます。
義務感で続けようと思うと、心は疲弊してしまいますよね。この思考パターンを続けていると精神的にも疲労し、結果的に無気力に陥って趣味がどうでもよくなってしまう、というケースも多々あります。
少しだけ気楽に構えて、好きなことを好きなように楽しんでみませんか?
趣味を仕事にしてしまい純粋に楽しめなくなったケース
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、好きなことを仕事にしてしまった場合、趣味純粋に楽しむことが出来なくなることがあるかもしれません。
プログラミングが好きでシステムエンジニアになる、絵を描くことが好きで漫画家を目指す、サッカーが好きでプロを目指す、など好きなもののジャンルに関わらず、趣味を仕事に昇華させようとすると少なからずプレッシャーが生まれます。
もちろん達成した際の喜びも大きくなるでしょう。ですがプライベートに楽しんでいた頃と比較すると、こなさなければならないタスクも増え、やらなければならないという義務感も大きくなってしまうのです。
もしあなたの仕事がもともとは趣味で、現在はどうでもよくなったと感じているのであれば興味の対象が移ったのだと捉えて別の趣味を探してみるのも一つの手です。
仕事になって趣味が楽しめなくなったけれど、好きなままでいたいと思うのは自然です。加えるなら、その状態が一生涯続くとも限りません。「今は、この趣味とは距離を置いている」というニュアンスくらいに気楽に考えても良いかもしれません。
年齢や環境によって好むものが変わったケース
以前は好きだったことが楽しめなくなった、と悩んでいる方へ。その趣味に一番没頭していたのはいつごろでしょうか?
学生時代かもしれません、社会人になりたてだったころかもしれません。
人の時間の使い方は、年を重ねるごとに変化していきます。小学生、中学生~社会人、退職済みのシニアなど属性は様々です。時間という軸で考えると、例えば、親になり育児に追われると必然的に趣味に割く時間も減ってきます。
自分の置かれている環境に合わせた時間の使い方をするようになるためです。学生も同じように1年生になったばかりと受験シーズンで、時間の使い方は変わってきますよね。
精神的に求めるものという軸で考えると、例えば社会人でも心の余裕がないときに求めていたものと、余裕が出てきたときに求めるものは変わってくるのではないでしょうか。
自分の置かれている環境や、年齢によって好むものは変わっていくこともまた自然なことです。
もし今までの趣味が楽しめなくなっても、心の中の大切な小箱にそっとしまっておくことはできると覚えておいてください。
そして、いつかその小箱を開けて当時を思い出し「もう一度楽しみたい!」と思ったのならまた始めてみましょう。
趣味がどうでもよくなった人のための毎日を充実させるおすすめの考え方
ここからは、趣味がどうでもよくなったときに思い出すと気楽になり、今よりも毎日を充実させる考え方を紹介します。
好きを続けるための方法 気持ちと心身をシンクロさせる
好きなことをしていても、すぐに飽きてしまい3日坊主…と悩んでいる方も多いかもしれません。好きなことを続けるためには、気持ちと心身をシンクロさせることが大切です。
具体的にいうと、気持ちでは「これをやったら役に立ちそうだな~」と思っていても心や体ではワクワクしておらず、やる気が出ない、いつの間にかやめていたという状況です。
例
ギターを弾けるようになりたいけれど、コードを押さえるのが大変でなんだか気分が乗らないな…と思っている
対処法
①趣味を通じて何がしたいか考えて心身をワクワクさせる
(ギターを弾いて好きな曲を弾きたい!)
②そのワクワクまでの課題を小分けにする
(ギターに慣れ親しむところから始める→毎日触ってみる→ドレミを弾いてみる→→→)
このように目標にたどり着くために必要なことを細分化していきましょう。
それが終わると、一つ目の目標が達成されているはずですよ。
新しいことや難しいことに挑んでみよう
研究者のNico Bunzeck氏とEmrah Duzel氏が行ったテストでは、「脳は目新しいものに触れるとドーパミン濃度が上がり、動きたくなる」という可能性が示されました。いつもと違うことをするのは、体もワクワクするようです。
もし、あなたが趣味にマンネリ化を感じている、趣味がなくて日々がつまらないと思っているようであれば、あえて新しい刺激を求めてみるのもよいかもしれません。
趣味を休むことに罪悪感を覚えていないか自問してみる
「年齢や環境によって好むものが変わったケース」でもお伝えしたように「自分より趣味に熱心な人に引け目を感じる」と趣味を休むことに罪悪感を覚えやすくなってしまいます。趣味を楽しむということを第一に、休みたい日は休むことで心身もすっきりとするでしょう。
「今日もできなかった」と自分を責めている気持ちがないか、あてはまりそうな人は自問してみてください。自分を責める気持ちが強くなると、気持ちがどんどん重くなり楽しむことからほど遠くなってしまいます。
また、自分を責めずによくなるように定期的なストレスの発散も効果的です。
また休みたくないという方は、初めに取り組むものは低ハードルにすることでも対策ができます。
例えばジム通いが続かなくて気が重い方も、ジムに行けばOKとハードルを下げ、一瞬で帰ってもいいよという緩和ルールで自分の気持ちを高めることができますよ。
趣味がどうでもよい人が趣味を見つける方法とは?
趣味がない、自分は無趣味であると思っている人は、意外と多いかもしれません。この記事を読んでいる方の中には、「みんなのように趣味が欲しい、趣味を見つけないと」と思っている方もいらっしゃるかもしれないですね。
もしかすると潜在的には「趣味を通じて毎日を充実させたい」という気持ちがあるのではないでしょうか。
そんな方におすすめの趣味の見つけ方をご紹介します。
自分がもともと好きだったことを思い出してみる
あなたは子どものころに何が好きでしたか?
(※子どものころに好きなことを楽しめる状況になかった方は一つ下の項目をご参照ください。)
泥遊び、おままごと、キャッチボール、石集め…いろいろあるかと思います。
そして大人になるにつれて、手放していったものがあるでしょう。
一度童心に帰って昔好きだったことを楽しんでみるのも一つの方法かもしれません。
泥遊びであれば、粘土をこねてみる、おままごとであれば料理をしてみる、人形をかわいがってみる、キャッチボールであれば友人や家族とやってみる、石集めであれば河原や公園を散策してみる、等「ああ、好きだったなあ~これ~」という感覚を思い出せるかもしれません。
コーピングを利用して向いていそうな趣味を探る
多趣味な人も無趣味な人も、日々が潤っていくのは楽しいですよね。子どものころに趣味に没頭する環境にいなかった場合や、何かに打ち込みたい、夢中になりたいという方におすすめの方法があります。
紙やスマホに、自分の心が癒されるものをメモしてみてください。
メモをまとめる時は、このような感じにするとアイディアが出やすいですよ(EdrawMindによるマインドマップ作成)。
動物の動画を見て癒されるのであれば、それが趣味でもいいですよね。
自分の心を癒してくれるものや環境、行動のことを「コーピング」といいます。
コーピングを通じて自己理解を深めることでも、自分が何に打ち込みやすいのか分析できますよ。
えっ、こんなものが趣味でもいいの?と思っても大丈夫です。気持ちがワクワクしたり癒されたり、それだけでも立派な「自分の好きなこと」ですよ。
趣味を見つけるには自分のタイプを理解しておく
趣味を見つけたいと思う前に「自分のタイプを理解する」ことで自分のやる気の出し方がわかります。人それぞれ、やる気が出る方法は違います。
自分の目標達成タイプチェックをしてみましょう。
下記の質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください。
→ 遠い目標に日付を入れられる
→ 目標の日付から逆算して長期予定が立てられる
→ 日付を入れることによって、モチベーションが上がる
「はい」が多かった人は、「逆算型」
逆算型は将来の目標に向かって歩いていくことが得意です。反対に、先行きがわからないものに対しては少し弱いかもしれません。具体的に例を挙げると、散歩に行くことを決めたとき、自分で行く場所を選んで進むことができるのが逆算型といえます。逆算型の方は、短期・中期・長期の目標をコツコツこなすことに向いているため、趣味を始める時に期間目標を設定するとやる気が出やすいです。
「いいえ」が多かった人は「展開型」
展開型は、将来の目標設定があまり得意ではないといわれていますが、悪いことでは決してありません。展開型の方はその場の自然な展開によって目標が決まるタイプといえます。
先ほどの散歩の例でいえば、ふらっと歩き出したら楽しくて少し散歩をしようと決めることがあるのが展開型です。展開型は目標を達成しづらいかのように思えるかもしれませんが、そうではありません。最初に決めた目標に突き進むか、短期的な目標設定がいつの間にか行われているかの違いだけです。
逆算型の方も、良い縁や出会いで起こる出来事がなければ、一人だけでゴールに向かうのは難しいでしょう。展開型の方も、出会いや縁があり目標が定まっていくため順序が異なるだけで、どちらもやることは同じです。
逆算型の方も展開型の方も、まずは趣味を見つけるために人と出会ったり、何か体験をするなど自分にとって良い出会いを探すことを癖にしてみましょう。
自分のタイプを見極めて趣味を探してみるのも一つの手だと思いますよ。
【こんな人におすすめ】ニーズ別:趣味リスト
手軽に始められる趣味から、凝った趣味までニーズに合わせてリストアップしてみました。ご参考になれば幸いです。
おすすめの人 | 例えばこんな趣味がおすすめ |
手先を動かしたい | ・人形作り ・パッチワーク ・刺繍 ・レジンクラフト ・洋服裁縫 ・編み物 ・スクラッチアート ・ナノブロック ・模型製作 ・陶芸 ・レザークラフト |
カルチャーを楽しみたい | ・アニメ ・漫画 ・ゲーム ・読書 ・麻雀 ・将棋 ・ボードゲーム ・歴史学習 ・語学学習 ・占い ・料理 ・カクテルづくり ・カメラ |
何かを鑑賞したい | ・美術鑑賞 ・音楽鑑賞 ・ドラマ鑑賞 ・映画鑑賞 ・動画鑑賞 |
体を動かしたい | ・サイクリング ・筋トレ ・ツーリング ・テニス ・フットサル ・ヨガ ・登山 ・散歩 ・ランニング ・スノーボード ・サーフィン |
心身を癒したい | ・美味しいもの探し ・温泉巡り ・銭湯巡り ・旅行 ・サウナ ・ペット ・アクアリウム |
誰かを応援したい | ・ライブ参戦 ・推し活 ・野球鑑賞 ・将棋観戦 ・ボランティア |
自然に触れたい | ・釣り ・キャンプ ・スキューバダイビング ・スキー ・バードウォッチング ・山菜取り ・天体観測 |
お金をかけたくない | ・散歩 ・図書館で読書 ・スマホのカメラ撮影 ・体操 ・ストレッチ ・サイクリング ・野草&山菜採り ・筋トレ ・ランニング ・ジョギング ・トランプ ・オセロ ・UNO ・塗り絵 ・イラスト制作 ・石集め |
まとめ
趣味がどうでもよくなった、趣味がない背景や、対処法、おすすめの考え方、趣味の見つけ方を解説してきました。
趣味を行うにはある程度の余裕が必要です。対処法や考え方、手の付けやすいところからはじめてみませんか?
また、趣味がないという方も、趣味に完璧を求めているためにハードルが上がってしまっているかもしれないということも覚えておきたいですね。
この記事があなたのご参考になりましたら幸いです。